

2024/Personal Work
企画展「ART AD VISION of toyota」 出展作品
Concept]
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産業のまち豊田には、仕事のために移り住んでくる人が、県外だけでなく海外からも多く居ます。そのことは子どもの頃から、ただ馴染みの事実として認識していました。
日本語以外の言語がわからない私は、違う言語を話す人と街中ですれ違うとき、少し身構えてしまいます。
豊田市の統計によると、市内の外国人住民のうち、例えば日本語の聞く能力に関して「日本人と同じくらいできる」と回答した人は12%程度だそうです。
豊田市の統計によると、市内の外国人住民のうち、例えば日本語の聞く能力に関して「日本人と同じくらいできる」と回答した人は12%程度だそうです。
つまり残りの人は程度に差はあるものの、「言葉だということはわかるけど、意味がわからない(わかりづらい)」という場面に日常的に出くわしているということ。その状況を視覚的に表現できないかと思い、制作したのが今回の作品です。
豊田のお祭り「おいでん踊り」のサビをモチーフに、日本語と、豊田市に特に多く暮らしているブラジルの人の公用語であるポルトガル語を混ぜ合わせました。
歌詞の意味がわからなくても、メロディにのること、一緒に踊って楽しむことはできます。共同体における非言語コミュニケーションの場である祭りのエネルギーを通して、言葉と、それ以外による意思疎通について考えることができればと思いながら制作しました。